今回は、「車の維持費を安くするために、実際にいくらかかるのか」考えていきたいと思います。
この記事の目次
結論から言うと6万円
初めに結論から言うと車本体が200万円で10年乗った場合、すべてをひっくるめて割ると月にかかる費用は6万円くらいです。多少の振り幅はありますが高いですね。
なぜこんなにかかってしまうのか等を説明していきたいと思います。
車の維持費はガソリン代だけじゃありません
そもそも住んでいる地域によっては車はなくてはならないもの。
私の住んでいる場所でも車は必需品で、買い物に行くのも会社に行くのももちろん車です。
そんな車にかかる代金、皆さん月にいくらかかってますか?
大体の人は月のガソリン代や車自体の価格なんかを想像しますし、はっきりとした額はわかりませんよね。
それが普通だと思います。
で、それを節約しようと、燃費のいい車に乗ったり車屋でまけてもらったり中古の車に乗ったりします。
出来る限り安くしたいですからね。
実際にかかる金額
節約したくても実際の額が分からなくては、節約のしようがありません。
節約するのであれば、ガソリン代やローンや保険等、単体ではなくすべてをまとめていくらかかっているのかを把握することも大事です。
燃費が良かろうが、まけてもらおうがトータルで見たとき高かったら意味がないですからね。
※ですが、車が好きでこれが良いとか、家族が多いからこれじゃないと、とか理由があれば当てはまりませんが。
よく車屋さんのセールストークで
「月に何万円でこの車が持てますよ~。」
的なこと言われますよね。
でもそれって維持費は無視してますよね。
まあ維持費の話なんかしたらグレード下げられたり、下手したら買わなくなったり。
月で割るといくらかかっているのか計算してみる
車の平均価格を調べてみると、『大体170万円』とのことでした。
車は本体価格だけではなく、いろいろな費用がかかって購入するものなので、170万円の車に諸経費込み込みで200万円の乗用車を買ったとして計算してみましょう。キリがいいので。
で、次に維持費にかかる項目ですが、
- 車本体
- 車両保険
- 税金
- 車検
- タイヤ代
- 駐車場代
- ガソリン代
- その他
月あたりにいくらかかるのか、200万円の車を例に上げて↓で詳しく説明・計算していきます。
大雑把な計算なので、ところどころ微妙ですが参考にはなると思いますので、ご了承ください。
車本体
一番初めにかかるお金です。
「いくらしたの?」と言われれば、この車本体の価格を指します。
乗る頻度にもよりますが、10年乗るとして、200万円を10年で割ると一年あたり20万円。
20万円を12ヶ月で割るとひと月当たり約¥17000ですね。
車本体の代金には、車の登録の代行費用や保険なんかもかかったりしていますし、他にも実際はローンを組んだら利息なんかもかかったりするんですが、そこはすべて込みで200万円ということにします。
任意保険
等級やプラン、免許の色、どこの会社の保険に入るか等によって違いますが、今回は普通自動車の任意保険の平均である年間8万円をベースに計算してみましょう。
年間8万円だと月に約6700円です。
200万円の車なら大体このくらいでしょう。
条件次第では上がったり下がったりしますが。
税金
普通車で200万円くらいの車だと排気量は1.0〜1.5ℓくらいが多そうですね。
そうすると自動車税年30500円なので約月2500円ですね。
軽なら10800円ですが、今回は乗用車と言うわけで。
車検
10年乗るとなると4回車検が必要です。
普通車の相場が7~9万位だそうなので間の8万円で計算します。
8万円が4回で32万円で、これを10年で割ると一年あたり3万2千円。
12ヶ月で割ると約2700円
タイヤ
タイヤも消耗品です。
条件にもよりますが、10年乗るなら、2回位交換しなくてはいけませんね。
メーカーやグレードにもよりますが、まあ月500円位が妥当かと。
※雪が降らない地域で計算してます。
駐車場
自宅におけるのであればタダですが、そうでなければ月額駐車場を借りなくては行けません。
東京では平均が3万6千円ですが地方の方なら4千円から借りることができます。
今回はこの間をとって20000円で計算します。
ガソリン代
2014年と少し古いデータですが、ガソリン代の平均が13380円と書いてありました。
この時はガソリン代がリッター150円と高騰していた時なのと、この価格が家族全体なのか一台あたりなのかわからなかったのでなんとも言えません。
今の方が車の燃費も上がっていますしね。
なので、ガソリン代は月に7000円程度で計算します。
その他
他にも故障、洗車費用、高速料金、オイルなどお金がかかる事があります。
全てを足してアバウトに月2000円で計算します。
全ての金額を足すと
- 車本体 17000円
- 任意保険 6700円
- 税金 2500円
- 車検 2700円
- タイヤ 500円
- 駐車場 20000円
- ガソリン 7000円
- その他 2000円
月にかかる金額は58400円
ううっ。想像より結構な額。
200万円だと軽自動車もあるくらいなので、高級車ではないのにこの価格。
しかも2台持ちだと単純に倍です。
車は本当に金のかかる交通手段であることが分かりますね。
これなら車を持たずに電車やバスが充実している都会で暮らした方がよっぽどお金もかからない。
車は負債と言われるのはこういう理由ですね。
金額を減らすには?
都心であれば車を持たないと言う選択肢もありますが、車が必要な地域だと持たないわけにはいかないので無くすと言う選択肢はありません。
ですので減らせそうな所を考えてみます。
保険は削りたくないですし、税金は車の大きさや排気量によって決められているので無理です。
ガソリンはないと走らないので厳しい。
車検を削りすぎるのも怖いです。
となるとやはり、車本体の価格が一番削れる。
忘れてはならない、車は交通手段であることを
結局のところ車は交通手段なんですよ。
例えて言えば、A町からB町に行ければいいんです。
電車で言えば、高級車はグリーン車のようなものであって乗り心地は良いですが、現地に早くつくという訳ではありません。
車のスピード自体が変わらないからです。
私は車に興味がないので、車に掛かるお金は交通費だと思ってます。
そして、客観的に見て利便性が高いと感じますので、他の交通手段より高いのは当然だと考えてます。
結論
という訳で、趣味で車をいじっているといったような理由でない限り、交通手段であるということを忘れないで、自分に合った車を探すのがいいかと。
月にいくらかかるのか、把握してから車を探すのと何も知らずに探すのでは、だいぶ違うと思いますのでね。
生活のために車を買っているのに生活が崩れたら元も子もないので、身の丈に合った車が一番いいと思います。
という感じで今回は終わりたいと思います。
では、また。
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