ちょうどひと月前くらいに、
えらい?先生が幼稚園に、子育てについての講演をしにやってきました。
参観→講演の流れだったんですが、保護者の大半は講演の前に帰るという形を取っていました。
私は暇だったのと園長先生も人が集まらなくては面子が立たないし、まあこんなブログを書いているくらいなので少し興味があったりもするので残って講演をきく事にしました。
内容は、今流行りの怒らない子育てについてで、自己否定が〜とか、萎縮して〜とかの内容だったんですが、聞いていてなんだか辟易としました。
講演の先生は初老の方で、テレビや雑誌、インターネットで流行っている内容を熱く、
と語尾を強めて語っていました。
まるで、それこそが正しい子育ての方法だと言わんばかりに。
それに対し私は、腑に落ちない部分をいくつか感じたのでそれを、述べていきたいと思います。
怒らない子育ては最近流行りだした
まず、一つ目はこれです。
実際にこれを実践して、子育てを行なった方の子供がまだ大人になっていないからです。
確かに、最近の流れではハラスメントや暴力といったものを排除する流れなので、こういう考え方が流行るのは納得なのですが、それに対しての効果やデータが揃っていないのに、こうあるべき!と言い切れるのは少々乱暴なのではないでしょうか?
また、20年前くらいは終身雇用もまだ健在だったので、いい大学に入ることこそが良しとされていたので、教育ママなんていう子育てが流行っていましたが、その結果どうでしょう?
上手くいく子もいるし上手くいかない子もいましたよね。
つまりハッキリと言えるほど、子育ての効果に対してのデータなんてないわけです。
そこで私が、思うのは子育てのやり方も一過性のブームに過ぎないのではないかと言うことです。
モラルは親によって違う
二つ目の腑に落ちない部分は、
「どう育てたいのか?」という価値観は親によって違うと言うことです。
例えば、「このくらいいーじゃん」と思うことでも他人が怒ることってありますよね。
モラルのさじ加減によって他人が不快・迷惑に感じることって違うと思うのです。
これは、子育ても同じで人間なんて多少萎縮したり、悲観的になることは少なからずあるのです。
その線引きは親の価値観によって変わるはずです。
萎縮することは完全悪というのであれば、しつけの厳しい日本という国で育った我々は、緩い国で育った方々よりも劣るという事になります。
子供に幸せになって欲しい
子供に幸せになって欲しい。
三つ目はこれです。
とにかくまあ、ほとんどの親は尽きるところここなんです。
正直言って子供の価値観は親である私たちの影響を少なからず受けるとは思いますが、完全に違う個体なので何が幸せと感じるかなんて違うわけですよ。
ですから、親も考えるわけですよ。色々と。
それをぽっとでの偉い先生に偉そうに講釈たれられたら???なわけです。
子供の幸せの価値観は親の私にもわからない。
怒ったり怒らなかったりで、どこまで影響するかわからないわけなのです。
私の感覚や経験では
最後の一つはというと偏見に満ち溢れている意見になってしまうんですが。
正直いうと、
子供もわがままな子が多い気がしますしね。
まあ、私の周りだけをみて言っているので、完全に個人が感じた部分なわけで、詳しいデータなんかないので、なんとなく聞き流してもらうなり、反感を感じるなり、共感するなりして貰えば良いわけですが、怒らない子育てをしている親の子供は、まあ、モラルがない。
勝手に家に入ってくるし、お邪魔しますも言えない、道の真ん中を歩いたり、わがままを言って泣き叫び暴言を吐く。
これをしっかり親が注意していれば、腹も立たないんですが、
たいていそう子の親は
「も〜〇〇ちゃんどうしたのかな。」
なんて感じで甘い。
やんわり諭そうとするが、聞く耳を持つわけがない。
基礎ができていないからだ。
子供だから仕方ないというかも知れないが、出来ている子がいるのも事実。
育て方ではなくその子の個性かも知れないが育て方かも知れない。
ここら辺は、全くわからないし、叱ってもしょうがないくらいヤンチャだから諦めて怒らない子育てをその子の親はしているのかも知れない。
そこらへんの事情はわからない。
確かに、勝手に人の家に入っても死なないし、多少の迷惑ぐらいだし、暴言吐いて泣き叫び周りに迷惑かけても死んだりしない。
でも、これで良いのか?と思う。
- 子供の脳が萎縮しなければ周りに迷惑かけても良いのか?
- 不快にさせても良いのか?
- 仮にこれにより大人になった時に、頭が良くなったとしても、周りに不快感をばらまいた罪が消えるのか?
過去の罪が帳消し、という奴だ。
虐められた奴はどうだ?初めから頑張ってた子は?迷惑かけられて大変な思いをした先生は?授業を妨げられ受験に失敗した奴は?という話。全く偉くない。
それに、これも体感した感じでだが、自己肯定感が高くても実力が劣る奴は、非常にたちが悪い。
仕事上で上手くいかなくても、非常にプライドが高いので注意されれば怒るし、周りが気を遣ってくれている事にも気づかないくらい神経が太い。
でも、本人は自己肯定感が強いので周りに迷惑をかけても、持ち前の精神で、図々しくグイグイいく。
極め付けは、大手企業で首になりにくい事をいい事に全く仕事をしない奴です。
非常にポジティブなので周りが悪いから自分は働きたくない。
というトンデモ理論まで飛び出したりする奴もいる。
周りからしたら腹が立つし、足を引っ張られるわけです。
ちょっと話はずれましたが、自己肯定感や否定感はバランスが大事で特化させるのは本当にいい事なのかよくわかりません。
最後に
腑に落ちない部分を書いてみましたが、いかがでしたか?
まあ、今回も偏見に満ちた意見なので、怒らない育児で上手くいっている、手応えを感じている、という方は普通にスルーしてください。
もし、色々と迷走していると感じる方は、怒らない育児が必ず正しいという考えを捨て、自分なりの育児をすればいいのではないかと思います。
何が腹立つって偉い先生はこうすれば良いとはっきり言い切ってしまう事です。
さて、数十年後も怒らない育児を推奨しているか見ものですねw
と言った感じで今回は終わりたいと思います。
では。