今回は「リトルマーメイドに出てくる人魚姫『アリエル』がズルいと思う4つの理由」について書いていきたいと思います。
というのも、このリトルマーメイドに出てくる『アリエル』普通の人魚姫のお話と違い泡になることもなくエリック王子と幸せに暮らすというハッピーエンドを迎えるのですが、その手段がいささか納得の行く物ではなかったからです。
ですので、そこらへんを突っ込んでいきたいと思います。
※いろいろ書きますが、リトルマーメイドは大好きな作品です。
この記事の目次
リトルマーメイドのアリエルって?
アリエルはディズニー映画「リトルマーメイド」に出てくる人魚姫の主人公です。
ディズニーでは6大プリンセスとして(白雪姫・シンデレラ・ベル・ジャスミン・オーロラ)と肩を並べるディズニーの顔です。
※最近ではラプンツェルも含めて7大といわれてるとか
赤毛の人魚姫という可愛らしい風貌で子供から大人まで大人気です。
リトルマーメイドのストーリー
ザックリと説明すると。
- 人間に興味のある人魚姫アリエルがエリック王子に惚れる。
- 王子溺れているところをアリエルが助け、アリエル一曲歌う。
- 王子歌声覚え、気にとめる。
- 王子に会いたいアリエルはアースラという悪いタコのような魔女と悪い契約をし、声と引き換えに足もらう。
- 陸に上がったさいに、たまたまエリックにあい、船が難破してそこにいると思われて、お城に連れてってもらう。
- 王子といい感じになる。
- アースラ焦り人間に化ける&アリエルの声を使い王子と婚約する。
- 結婚式で自暴自棄になったアリエル、契約のペンダント壊し声もどる。
- アースラ悪事ばらされるが、契約終了の時間になる。アリエルはアースラの物に。
- アリエルの親父、王様のトリトン登場。
- アースラ、トリトンにトリトンの持つ「最強の魔法の矛」とアリエルを交換してやるという条件を出し、トリトンは交換してしまう。
- その後何とか矛取返し、アースラを殺す。
- トリトン、アリエルがかわいそうになり矛を使いアリエルに足を上げる。
ハッピーエンドとなっています。
ずるい・ひどいと思う4つの理由!
これのどこに問題があるの?
その理由を書いていきます。
大まかにいうと、
- 都合が悪いと契約破棄
- トリトン王は悪い王様
- アースラの不遇
- アリエル無罪
です。詳しくは下で説明していきます。
都合が悪いと契約破棄
声と交換し足を得たアリエル。
アースラとの契約は、たしかにいろいろと意地悪な部分があったかもしれないが、それはこの世の中でも同じこと。
しっかりと契約内容をアースラは説明しているが、アリエルはそのことに深く考えもせずに契約してしまう。
これは、ギャンブル依存症の人が簡単に消費者金融からお金をかりる行為や、買い物をし過ぎることをやめられずリボ払いを繰り返してしまう人と同じ思考。
さらに、このアリエルの声を使われ王子を奪われた際には、私の声といわんばかりの行為に出るが、その足はアースラに契約で譲ってもらったもの。
それを使っているので、アリエルも立場は変わらないのではないか?
また、アリエルより契約で取った声を使わないなどとアースラは一言も言っていない。
頭の良い奴が悪い奴から搾取するのは世の常。
ここまではアースラ、そこまでは悪くないのではないか?
結局アリエルの都合が悪くなったので契約破棄&武力行使
トリトンは悪い王様
根本的な問題はこの王様にある。
まず、海の中に法律はないのか?
例えば、闇金なんかでお金を借りて法外な利息を取られた際には、契約は無効となり支払う義務がなくなったりするが、海の中ではそういうことはないのか?
アースラも王様の悪政によりうまれた社会の闇の一部ではないのか?
また、娘可愛さに一国の王が平気で契約を破棄する様は、「この人についていって大丈夫なのか?」と思わせられる。
そして、極めつけは、
「魔法の矛」と「アリエル」を交換してしまう。
ディズニーだからありっちゃありなのかもしれませんが、矛を渡してしまえば一国どころか地球規模でヤバイことになるのは容易に想像できます。
普通に国を思う王様ならばここは非情になりアリエルは切り捨て、アースラを倒しにかかるはずでは?(ディズニー映画なのでさすがにそれはないか)
だって、アリエルも悪い部分が多かったしね。
国王がこんなでは、執事のセバスチャンもさぞ苦労が多いはず!
※リトルマーメイド3を見てもらえばトリトンのヤバさがより分かっていただけると思います。
アースラの不遇
結局アースラは詐欺まがいの契約から『死刑』にされる。
国に逆らったテロリストも同然なので、しょうがないところもありますが、そもそも法律もないこの国で詐欺まがいのことを行ったからと言って死刑はやり過ぎではないでしょうか。
(ディセンダント2ではアースラはなぜか生きていましたが)
アリエルやトリトンにダメな所はなかったのでしょうか?
そのすべての責任をアースラになすりつけるのはいささか納得の出来るものではありません。
これはディズニー特有の『プリンセス絶対制度』が適用されるので仕方ないところなのかもしれませんが。
アリエル無罪!!
アリエルはこれだけ人を振り回しましたが
- 注意無し!
- 責任無し!
- 刑罰無し!
完全無罪!!!
若者が過ちを犯すのはよくある話ですが、そこは親や周りの大人が責任を取り、今後の若者の成長につなげるように促すのがこの世の中のあり方。
しかし、この話は、アースラが全部悪い!!で終わらせてしまいます。
いやいやいや、本当に悪いのはトリトンだろ。そしてアリエルにも責任あるだろう。
- アリエルの話を聞いてあげて足を始めからあげていれば?
- アースラとの契約の際にトリトンが立ち会っていれば?
- トリトンがなんでも相談できる信頼の出来る親であったなら?
そして、アリエルにしっかりと反省させる機会をあたえなかったので、「リトルマーメイド2」では子供もいるのにアリエルはあまり成長していない感じが。
まったくこの親にしてこの子有りって感じですね。
最後に
という感じで、今回はリトルマーメイドのアリエルについて気になる点を突っ込んでみましたがいかがでしたか?
すこし過激に書いたので、不快に感じる方いらっしゃったらごめんなさい。
で、結局この作品何を言いたかったのか私なり考えてみました。
その結果見えてきたのは、
ということではないでしょうか?
もしアースラとアリエルのビジュアルが逆だったら結末はどうなっていたのやら。
まあ、結局映画なので見る側が楽しければいいというのが正しいので、アリエルの良し悪しは関係ないのでしょうかね。
といった感じで今回は終わりたいと思います。
では、また。
ホント同感です
素晴らしいです
今日、妻とリトルマーメイドの話をしていて、「あのタコの怪物は結構良かった」という話になりました。それから話は発展して「悪い奴は父親の方だよね」という結論になりました。その後でタコの怪物の名前を検索していたら、この記事にたどり着きました。当家ではアリエル(とセバスチャンだけは名前を憶えていた)が悪いという話は出ませんでしたが、これはきっと「可愛ければ許される」ということなのでしょう。