私の家には4人の子供がいます。
日本の平均出生率が平均1.44人なので多いですね。
世界でいうと日本の平均出生率は171位とのことで4人子供を産んでいると39位のパレスチナと同じくらいですw
ちなみに一位はニジェールという国で平均7.239人とのことです。
二位のソマリアより平均で約一人多いというブッチギリっぷり。
ニジェールがどんな国なのか非常に気になるな。
しかし、今回は「スマホ育児」について書こうと思っているので話をもとに戻しますと、その4人の子供が夏休みに入り、家にいるので家事や育児に大忙しだったわけです。
それに加え、
でふれたように留学生も7月の終わりまでいたため、その留学生の面倒を見てたので7月はさらにカオスな状態でした。
タフな妻もそのときは、目に見えてかなりグロッキーでしたね。
ちなみに、留学生は子供以上に手がかかりましたw
で、そんな中で家事をするのはとにかく大変なので、どうにか楽に家事を出来ないかと考えました。
そこで、思い浮かんだのが
- 「子供が夢中になり、やっていてくれるなにかを提供すれば、子供が大人しくなり家事が楽になるのではないか?」
- 「子供を大人しくすることが、とにかく家事を楽にすることにつながる。」[/box]
- 超便利な最新家電を駆使する
- 一時的にお掃除のプロを雇う
- 実家のお母さんに手伝ってもらう
- 耳を切り裂く金切り声
- 騒ぎまわるどすどす音
- 超音波のような泣き声
体力は有り余る
子供達が多少でも大人しくなれば、今までと比べるとぐっと楽になるはずでしょう。
じゃあ、何をすれば子供が夢中になり静かになるのか。
我が家で一番うるさい長男の場合、夢中になることは、
- 3位 絵を書く
- 2位 Amazonプライムビデオ&ユーチューブ
- 1位 ゲーム(3ds、Wii)
この結果からわかるのは、極端にいえばゲームをとにかくやらせる。
もしくは要所要所でゲームをやらせれば家事が楽になるということです。
しかしこれは、世間一般で言うところの子供の教育に良くないと言われているもの。
ゲームをやれば目が悪くなるというのは確かだが、外に出れないのであれば遠くを見ることが出来ないので視力との関係性は本当にそこまであるのか?
そもそもゲーム脳になるというのも嘘だったし、集中力も落ちない。
依存性があるのは確かに認めるが、それは子供に限ったことではないし、そんなことばかり言ってたら酒もたばこもスマホもSNSも成り立たない。
それ以前に趣味にハマるというのはたいてい依存性との関係性が強くある。
マラソンでハイになるのも依存する方をうんでいる。
そう考えると、本当に良くないのか?
と思えて来ます。
というか私は前からこのことに対して疑問を持ち続けてました。
良くないという方は正義を振りかざし、
- 「子供がかわいそう」
- 「脳の発達に悪い」
- 「小さいころは親と触れ合うのが一番」
これは、母乳至上主義の方々と同じ感じがする。
私は正直そういう方が嫌いだ。
だって、大変なのに手をかさないのに口を出すだけだからだ。
という話なのです。
で、そんな方たちが最も嫌がる最近の育児法それがスマホ育児。
スマホを使って子供の気を引き留めて、楽に育児をする方法。
イメージはくそ悪いが私はそんなに悪いと思っていない。
逆に一番悪いと言われているところを調べる方が、いろいろ面白いし分かる部分が多い気がします。
そこで、今回は「このスマホ育児が本当に悪いのか」考察してみたいと思います。
スマホ育児って
スマホ育児とはスマホを使って子供をあやしたり、興味をそらしたり、勉強させる育児方です。
例えば、
- 赤ちゃんが泣きだしたらお母さんの心臓の音が流れるアプリを起動させて聞かせる
- 子供が泣き止む動画をながす
- アニメやゲームをやらせて興味をそらす
- 知育のアプリを流し子供に影響を与える
これは、
- 家事で手が離せない
- 公共の場で静かにしてほしい
- 精神的、肉体的にきつい
また、
年齢 | スマホ育児を行なっている確率 |
一歳時 | 約40% |
三歳児 | 約60% |
六歳児 | 約75% |
がスマホ育児を体験していると、調べた所書いてありました。
頻度は「ほぼ毎日」行っている方が半数とのこと。
スマホ育児に対して、
- 不安がある方は約9割
- 睡眠時間の害を理解していた方は約6割
- スマホの利用のお手本になるよう意識している方は約7.5割
面白いことにスマホ育児をしていない方よりスマホ育児を利用している方は学習への意識が高いという結果だったらしいです。
ちなみにこのデータは2016年に取ったので、2020年現在では使用率や理解がより高くなっている思われます。
そのことから「スマホを子供にわたして完全に放置している。」というネグレクトのようなことをしている方は少ないのではないでしょうか。
スマホもそう安いものではないので壊される危険性や上記の保護者の意識レベルを考慮すれば、ずっと渡しっぱなしで放置ということはほとんどないと思われます。
スマホ育児の悪いところ
そんなスマホ育児ですが、世間的には良いイメージはあまりなく、それどころか悪いイメージの方が多いくらいです。
どうしてイメージが悪いのかと言いますと一般的に、
- コミュニケーション能力が低下する
- 子供の頃からスマホに親しませるのでメディア依存が強くなる
- 視力の低下
- 運動不足
実際に悪いのか
では実際に悪いのか1つずつ考えていきたいと思います。
コミュニケーションの低下
これはスマホが現れる何十年も以前よりテレビという媒体があったので、今更騒ぐところなの?
と思います。
昔から「テレビっ子」という言葉があるように、電子機器で映像を見せて育児してきた背景があります。
その頃はテレビ育児は反対され、駄目なことと騒がれていましたが、結果としてはどうでしょう。
その子供が今は大人になっていますが、特に国が破たんしたり経済がボロボロになって廃人が多発しいることはないので、完全に憶測でしかないと思われます。
スマホ育児もコミュニケーションを多少なりとも意識していればコミュニケーション不足になることはそうないのではないでしょうか?
スマホ育児とネグレクトを関係付けたが方もいるが、それはスマホだからではなく、スマホが無くてもやるやつはやりますから。
それに、そんなのは少数派ですから。
面白おかしく目立つように言っているだけで、あなたの近くにそんな人います?
Eメールが出た時もコミュニケーション能力が落ちるとか騒がれましたが、結果としては逆でしたしね。
それにむしろこうとも考えられます。
スマホ育児を行い手があけば、その分子供と関わる時間も増えますし、親の柔軟な思考から見解が広がり子供の将来に良い影響を与える可能性も高いということもあるのでは。
メディア依存が強くなる
それでも一定数は、テレビ依存症やスマホ依存症になる人が出ると思います。
そのくらい魅力的にしようと、提供する側が意識しているので当然といえば当然です。
お隣。韓国はスマホ所有率が世界一位だそうで、オンラインゲームをやり続けてエコノミークラス症候群で死んだ方がいるとか。
そんな韓国が電子機器にはまる理由は、パチンコがないからです。
パチンコをやったことがある方は分かると思いますが、とにかくパチンコはただギャンブルをするではなくゲーム性が強くそちらの面も強いです。
もし日本でパチンコが完全に禁止されたら、ゲームやスマホに流れ、そちらに依存する方がすごく増えると思います。
そのことから依存症になるやつは大人になってからでも一定数現れるのではないかと。
つまりスマホだからとかあんまり関係ないのです。
スマホがない時代は酒にはまり、アルコール依存症が多く、その後はパチンコ依存症、と媒体は変わっても人間は依存してしまう生き物なのです。
むしろ、依存こそ人間が楽しく生きるために必要なスパイスでり、科学が発展してきた理由でもあるのです。
だって偉人たちはある分野に特化し、依存してそればかり行ってきたから偉人になれたといえるからです。
ちょっと、風呂敷を広げすぎましたがスマホの依存はそう目くじら立てるようなことでもないのです。
むしろ、アナログ人間に育てた方が、生きにくい世の中になって行くと思います。
視力の低下
これも少し今更感があります。
スマホやテレビどころか、本を読んでも目が悪くなります。
目が悪くなる因果関係は、実はよくわかっていない。
人体実験なんてできないので、結果としてどうだったか?
ということでしか判断できないのです。
それに、科学の進歩のスピードがすごく、新たな媒体が勢い良く出てくることを考えれば判断は非常に難しくなる。
たしかにテレビやスマホなど楽しいことが増えて、近くの物を見るのが多くなった背景から目が悪くなったのかもしれませんが、それは遠くを見なくなったからかもしれませんし、遺伝なども考えられます。
また、これを言うと嫌がる方も多いかもしれませんが、大人になってから歯を矯正する感覚でレーシックやICLをするという手もあります。
そうすれば、目は良くなります。
今はデメリットも騒がれているレーシックですが、科学の進歩とともにデメリットが起こる確率も下がってくるでしょう。
話はそれましたが、視力の低下はスマホだけが原因ではないということです。
運動不足
子供の運動能力の低下が騒がれていますが、それとスマホの関係性が本当にあるのかといわれると疑問が残ります。
たしかに室内でも楽しいことが増えたことが原因のひとつではあると思いますが、他にも、外で遊ぶスペースが減ったことや、夏暑くて外に出られないこと、なども挙げられます。
もし本気で子供たちの運動能力を上げたいのであれば、運動能力を向上させるように、スマホやゲーム以上に刺激的で面白いことを提供したり、今あることに向かわせるように努力すればいいのです。
また、運動神経の悪くなっていく子供の大半はそもそも運動に興味がないのです。
それを無理にやらせてもその能力が向上するわけはありません。
それならスマホからプログラミングなど社会の役に立つものに興味を向けさせた方が良いのではと感じます。
そもそも、運動能力が落ちても死ぬわけではありません。
大人になってから運動している人はそう多くはないですよね。
メタボリックが騒がれたことがその証拠です。
でも、平均寿命は年々上がっています。
結果、別に運動能力が下がっても、車や電車に乗れば目的地につけますし、仕事も出来ます。
健康面でいえば病気になる確率は上がるかもしれませんが、それよりも酒やたばこの方がはるかに体に悪いので、運動能力向上の前に酒・たばこの危険性を勉強させた方が効率が良い。
スマホ育児は有り無し?
かなりの極論を書きましたが、私の考えではありだと思います。
だって育児って大変ですしね。
そこにかかる負荷が減ればそれに越したことはないので。
賛否両論ありますが、影響のあるかもわからないことに注意を向けるより、自分自身のストレスなどの緩和に目を向ける方が先ではないでしょうかね。
とはいえ、やっぱり抵抗がある方はいると思います。
そんな方は自分がやらなければいいのです。
そこは個人の自由なのでお互い認め合って干渉しなければいいのです。
それなのに人にとやかく言うのはハッキリ言っておかしな話なのでね。
この先、数年〜数十年たてばテレビと同じように抵抗のある人がすごく少なくなると思います。
それどころかスマホを使うことが社会で必須のスキルになる世の中になり、英才教育のような感じで小さいころからスマホをいじらせたがる親が急増して社会問題になっているかもしれませんね。
といった感じで今回は終わります。
偏った意見を書いてしまいましたが、最後までお付き合いいただき有難うございました。
では、また次の機会にお会いしましょう。
さようなら。
▼子供を一番おとなしくするには、スマホより実際はSwitchかな。