
今回は「家族構成別でどのくらい稼げばいいのか?どのくらい生活費がかかるのか。」を考えていきたいと思います。

まあ、目安的な感じで参考にしていただければ。
親はなくとも子は育つというが、お金がないと育たない

金がすべてというわけではないが、お金がなくてひどい目に遭う人も多いわけですよ。
現に離婚の原因の3位は「生活費を渡さない」で6位は「浪費」です。
しかしこれは男女合わせての離婚原因の順位で、女性側が離婚を切り出す場合は、二つの原因を足すと一位に近い票数になります。
節約などの記事を書いているのでいろんな記事を読むんですが、家族4人20万円の給料で節約頑張っているという記事を読むと、頑張るのは節約じゃないだろうと感じます。

それを日本では見ないふりをする文化がありますね。
小さい頃からお金の話は汚いと植え付けられてきた人たちの末路がこれです。
助け合いの文化がもっとあれば美徳で済むんですが、もう少しシビアに生きていかなくてはいけない。
富の絶対数はほぼ決まっているので頑張らなくてはいけないのです。
日本の平均年収と中央値

実際どのくらい稼げばいいのか?という話の前に日本人の平均年収と中央値について話していきます。

年収 | 男女平均 | 男性 | 女性 |
平均 | 441万円 | 545万円 | 293万円 |
中央値 | 360万円 | 420万円 | 280万円 |
平均年収と中央値です。
一般的に平均年収と言われると「441万円」を想像しますが、実際は男女差に倍近い開きがあります。

さらに、中央値が平均より少ないので富裕層が底上げしていることがわかりますので、平均はあまり当てになりません。
つまり中央値が一番普通の世帯といえますね。
んじゃ、大体360万円くらい稼げば大体普通で生活できるのかな?
と言われると甘いです。

つまり夫婦共働きの世帯もあるので、家庭単位で考えればもっと高いのです。
その数値が
- 世帯年収 全世帯の平均551万円
- 世帯年収 子育て世帯の平均712万円
しかし、これは平均年収なので、
中央値はもうすこし少なくて
- 世帯年収 全世帯の中央値427万円
- 世帯年収 子育て世帯中央値650万円
となります。

シングルの方は本格的に大変です。
しかも、共働きでも六割以上の家庭が生活が苦しいと答えているらしいです。
世帯人数別の生活費の平均

収入がわかったところで世帯別の生活費の平均を説明していきます。
世帯人数 | 生活費平均 | 生活費中央値? |
3人 | 約28万 | 約23万 |
4人 | 約33万 | 約27万 |
5人 | 約30万 | 約25万 |
6人 | 約34万 | 約28万 |
※中央値は調べても分からなかったので男女の平均年収と中央値の開きである1.225倍で計算して四捨五入しました。
※家賃は別ですのでプラスαでお金がかかります。
生活費の平均を調べたところなぜか5人家族の方が4人家族より少ないという結果に。

平均生活費はやはりお金持ちが底上げしていると思われるので、中央値を目安に考えればいいかと思います。
一番高い6人家族の生活費の中央値が28万円なので、一年間で336万円プラス家賃といった感じで、プラス平均家賃額の9万円で計算すれば年間の生活費の中央値は446万円ということになります。

その計算でいくと
- 3人世帯 384万円
- 4人世帯 432万円
- 5人世帯 408万円
- 6人世帯 446万円

またこれより多少低くても暮らしてはいけそうですが、貯金やその他の雑費、進学などのことを考えるともう少し欲しいところです。
手取り年収450万円、普通の年収600万円

6人家族で必要な手取り年収450万円は普通の年収の600万円に匹敵します。
共働きで600万円ならば、年収の中央値が650万円なので難易度的には可能なラインですが、一馬力だとなかなか大変です。
600万円というと全体の上位20%なので。
女性では全体の5.9%で、さらに20代前半の若者の場合は不可能に近いです。

可能な職種と年齢

年収600万円が稼げる職種は、
- 大手メーカー
- 大手商社
- 都市銀行
- 中小企業では役職がついていれば
- 公務員
- 税理士
- 弁護士etc
となっています。
大変ですね。高学歴、高キャリア、国家資格取得などの武器がないとかなり厳しそうです。

最後に
今回は家族構成と生活費、必要な収入について調べてみましたがいかがでしたか?
私は調べていくにつれ辛い気持ちになり、途中で投げ出しそうになりました。
ですが、調べたことにより分かったことも色々有りましたので、これからの生活に役立てていきたいですし、参考にしていこうと思いました。
みなさんもぜひ参考にしてください!
